2012年9月12日水曜日

水に関する危機意識

先日テレビで見たのですが、最近ペットボトルに入ったミネラルウォーターやボトルウォーターの需要が世界的に伸びているらしいです。

インドなどの途上国では人口の都市部への集中などで飲み水が不足しており、上水道の施設もまだまだ不十分な為、市民はボトルウォーターを買って飲むしかないのだそうです。さらには本来水を供給すべき自治体までもが水を売り物にしはじめため、貧困層の水不足とそれに伴う環境悪化は加速しているということです。

2012年9月10日月曜日

化学調味料への危惧

>この度、ノーベル化学賞を受賞した野依教授らは、これを克服し一方の型の化合物だけを作る方法を開発し、自然にはない生体関連物質の合成にも成功しています。

>この開拓は医薬品の進歩という意味では功績大といえるのだと思いますが、一方で人間と自然との共生、調和を乱しかねないという危惧があるのですが・・・。


人工的に作られた食品や医薬品は、生体に毒にはならないといわれても、やはり本来の生体の機能に影響がないのだろうかと疑問に思ってしまいます。

たとえば、現在では当たり前のように使われている化学調味料ですが、これは直接脳を刺激してうまみを感じさせるため、本来うまみを感じるために機能している舌は麻痺してしまうそうです。 そして、直接脳を刺激するのは癖になるらしく、ますます刺激を求めるようになります。近年の激辛ブームなども化学調味料の蔓延した結果だという見方もあります。

本来の機能を麻痺させ、ひたすら脳の刺激だけを求めるのは、麻薬などと通じる恐ろしさを感じてしまうのですが・・・。麻薬などのように顕著な精神的障害が起こらないので、問題にならないのですが、最近のキレやすい子どもはスナック菓子やインスタント食品(必ず化学調味料が使われていますよね)の摂取が多いためという説もあるようですから、あながち見過ごすわけにもいかない問題ではないでしょうか。

もっとも、化学調味料が蔓延していく過程には、市場の拡大が密接に関わっているので、有害だということがはっきりしないことには、使用禁止などとはならないでしょうが・・・。


端野芳

2012年9月8日土曜日

何が問題なんだろう? 『遺伝子組み替え食品』

今度は、薬効試験と副作用試験の比重について考えてみます。近代的医薬品開発の黎明期は重化学工業の中から純粋な物質を取り出し、病気に効く物はないかと探していた時代です。その時代は『薬効』に比重があり、病気に有効だと強烈なプラス評価で一般大衆に受け入れられました、科学という魔法が生み出す奇跡の物質として。

しかしながら、その後大きな副作用を発生させ世界的大惨事となる事故が多発しました。サリドマイドが有名な事例です。それからというもの、製薬科学に対するプラス評価は一気に下がり、大衆側の共認は他の産業に先立って(公害問題以前に)安全第一となった経緯があります。最近では血液製剤の問題が同じ例ですが、歴史的にはずっと少なくなってきています。

2012年9月6日木曜日

食物連鎖上の問題として

>『生きていない状態』の遺伝子組み替え食品の問題は、物質としての毒性把握が主な問題となり、一般医薬品レベルの検査が可能でかつ市場性(食糧危機緩和に対する市場期待への応望という側面も考慮して)にあえば、何らかの可能性があるのではないかと考えています。http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=5749

「除草剤耐性遺伝子の物質としての毒性検査は十分とはいえませんが試験され安全と言われています。」という点は「一般医薬品レベルの検査」で十分でしょうし、この遺伝子が生成する防衛蛋白や殺虫蛋白についても同様の検査が可能でしょう。

2012年9月4日火曜日

遺伝子組み替え食品の問題性

根本的な問題である『生きている状態』について検討してみます。生態系への影響です、モンサント社が開発した万能除草剤とも呼ばれて世界最大の売り上げを記録している強烈な除草剤『ラウンドアップ』に影響されない大豆、これが遺伝子組み替え作物です。この大豆は除草剤ラウンドアップの使用を前提として作付けされることになっており、除草剤の使用はいっそう多くなります。このことは土壌微生物やミミズなどを死滅させ、地下水や河川を汚染するなど自然の生態系や環境破壊を深刻なものにします。しかし、ここまでは他の化学物質のレベルとおなじです(害が少ないといってるのではありません)。

2012年9月2日日曜日

ほんとに身近な科学技術(遺伝子組み換え作物についての私見)

大きな問題として採り上げられるようになった「農薬」による環境破壊・肉体破壊。それを克服し、農薬をなるべく使わずに済ませる方法の糸口の一つとして開発されたのが、遺伝子組み換え作物です。勿論、それ以前より、「育種」という形で、病虫害抵抗性品種などの研究・開発は為されてきましたが、遺伝子組み換え技術は、そのスピードと効率・目的性において革命をもたらしたわけです。

例えば、病虫害抵抗性遺伝子を組み込んだ作物のメリットは、農薬の使用が最小限で済むので、①農薬のコストがかからない ②農薬による環境破壊が軽減される ③農業生産者が大量の農薬を浴びなくてすむため、生産者の健康が守られる ④農業生産労働の軽減 ⑤生産物への農薬の影響が小さいので、消費者の健康が守られる こんなところです(例えば、ポスト・ハーベスト農薬←収穫後の作物にかける農薬 をなくすor減らすなど、他にもたくさんあるでしょうが)。

2012年8月31日金曜日

要素還元的科学信仰からの脱却 2・・「科学と医学」

ここで、近代医学側の攻撃要旨をまとめてみると、根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine;EBM)以外はえせ医療であり、ホメオパシー医学は治癒のメカニズムが解らないのでえせ医学である。また、その行為の結果治癒してるかどうかすら疑わしい、というところでしょう。日本でも丸山ワクチンが医師会の手によって同様の攻撃を受けました。癌にかかった身内に何とか投与したいと思うと、治験薬であるため、きわめて複雑なルートでしか入手できない状況にあるのとおなじです。