2012年9月10日月曜日

化学調味料への危惧

>この度、ノーベル化学賞を受賞した野依教授らは、これを克服し一方の型の化合物だけを作る方法を開発し、自然にはない生体関連物質の合成にも成功しています。

>この開拓は医薬品の進歩という意味では功績大といえるのだと思いますが、一方で人間と自然との共生、調和を乱しかねないという危惧があるのですが・・・。


人工的に作られた食品や医薬品は、生体に毒にはならないといわれても、やはり本来の生体の機能に影響がないのだろうかと疑問に思ってしまいます。

たとえば、現在では当たり前のように使われている化学調味料ですが、これは直接脳を刺激してうまみを感じさせるため、本来うまみを感じるために機能している舌は麻痺してしまうそうです。 そして、直接脳を刺激するのは癖になるらしく、ますます刺激を求めるようになります。近年の激辛ブームなども化学調味料の蔓延した結果だという見方もあります。

本来の機能を麻痺させ、ひたすら脳の刺激だけを求めるのは、麻薬などと通じる恐ろしさを感じてしまうのですが・・・。麻薬などのように顕著な精神的障害が起こらないので、問題にならないのですが、最近のキレやすい子どもはスナック菓子やインスタント食品(必ず化学調味料が使われていますよね)の摂取が多いためという説もあるようですから、あながち見過ごすわけにもいかない問題ではないでしょうか。

もっとも、化学調味料が蔓延していく過程には、市場の拡大が密接に関わっているので、有害だということがはっきりしないことには、使用禁止などとはならないでしょうが・・・。


端野芳

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