2012年9月12日水曜日

水に関する危機意識

先日テレビで見たのですが、最近ペットボトルに入ったミネラルウォーターやボトルウォーターの需要が世界的に伸びているらしいです。

インドなどの途上国では人口の都市部への集中などで飲み水が不足しており、上水道の施設もまだまだ不十分な為、市民はボトルウォーターを買って飲むしかないのだそうです。さらには本来水を供給すべき自治体までもが水を売り物にしはじめため、貧困層の水不足とそれに伴う環境悪化は加速しているということです。

アメリカでの、水のくみ上げに関する地元住民とのトラブルが紹介されていました。
これらの事実の背後にはボトルウォータービジネスにかかわる世界的資本が絡んでいるのだそうです。

振り返って、日本はどうでしょうか。日本の水道水は世界的にみても安全性が高いことはよく知られていますが、はたしてこの状況は長く続くのでしょうか。現在の廃棄物の処理状況などから考えても、日本の水源付近での環境悪化は確実に進んでいると思われます。また、昨今のミネラルウォーターの普及度合や子供たちにアトピーが増えていることなどからも、我々の飲み水が徐々に異変をきたしているのではないかという不安が出てきます。本来皆のものである安全な飲み水が商品になる現代の状況はやはりおかしいと思います。

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